フェイルオーバー技術として、一次ピアに障害が発生した場合に一次ピアと二次ピアの役割を逆転することができます。二次ピアが一次ピアの役割と見なされ、一次ピアの障害が解決するまで、アプリケーションソフトウェアは二次ボリュームに直接アクセスするようになります。役割の再割り当てを行うには、複製セットまたは整合性グループの複製プロパティを変更します。
二次ピアのシステム管理者は、計画に合わせて変更を加えることで、2 つのピアの複製セットおよび整合性グループの複製プロパティが引き続き相補的な関係になるようにする必要があります。
複製セットまたは整合性グループの複製プロパティを変更し、ピアの役割を逆転する手順は、次のとおりです。
注 : 複製セットが整合性グループのメンバーになっている場合は、複製セットの役割を変更できません。複製セットの属性は、整合性グループの属性と一致している必要があります。
注 : 役割の逆転操作時に非同期モードを使用すると、アプリケーションの停止後に非同期キューの内容が出力されている間、アプリケーションの停止時間が長くなる場合があります。