計画についての一般的な考慮事項
データの複製、および複製オプションと動作の変更は、システムの構成にとって大幅な変更になります。データ複製動作を実行するには、その前にそれに応じた計画を立てる必要があります。次の点を検討してください。
- ビジネス上のニーズ - ビジネスデータを複製する場合は、最大の遅延を考慮してください。どれくらいの間、二次ピアのデータが最新でない状態を許容できるかを検討します。これにより、複製モードとスナップショットのスケジューリングが決まります。また、複製するアプリケーションでは、二次ボリュームへの書き込みを正しい順序で複製する必要があるかどうかを確認することが、非常に重要です。
- アプリケーションの書き込み負荷 - 一次ピアと二次ピアの間に必要なネットワーク接続の種類を決定するには、平均およびピーク時の書き込み負荷を知ることが重要です。構成を決定するためには、次の情報を収集してください。
- データ書き込み動作の平均のレートとサイズ
- 平均レートは、アプリケーションが代表的な負荷状態のときのデータ書き込み動作の回数です。リモート複製を提供および計画するうえで、アプリケーションの読み取り動作は重要でありません。
- データ書き込み動作のピーク時のレートとサイズ
- ピークレートは、ある時間内のアプリケーションによるデータ書き込みの最大量です。
- ピーク書き込みレートの持続時間と頻度
- 持続時間はピーク書き込みレートが継続される長さで、頻度はこの状態が発生する頻度です。
- ネットワーク特性 - 検討すべき最も重要なネットワーク特性は、一次ピアと二次ピアの間のネットワーク帯域幅とネットワーク応答時間です。
関連項目